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第77期A級順位戦 三浦九段VS広瀬八段

名人戦の挑戦権を得るために、熾烈な順位戦が繰り広げられています。本局はA級4回戦で順位戦も中盤に差し掛かっています。三浦九段はここまで3勝0敗と絶好調です。一方の広瀬八段も2勝1敗とまずまずの出だしです。ここで、三浦九段の連勝を広瀬八段が止めるのか?!

注目の一戦です。



26手目

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三浦九段 ▲ 角

広瀬八段 △ 角


戦型は角換わりになりました。先手は棒銀で早速3筋の歩をぶつけました。先手としては攻めの銀を捌ければ成功ですが、遊んでしまう展開は避けたいです。この局面で昼食休憩に入りました。昼食は五目焼きそば、広瀬八段が里芋煮定食です。

午後からの対局にも注目です!



82手目

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三浦九段 ▲ 金、桂、歩

広瀬八段 △ 角2枚、桂、歩2枚


△7七歩成、▲同桂、△7六歩、▲6五桂、△同歩の局面です。ここで、▲7五銀と逃げるのは△5五角が△8八角成、▲同玉、△7七金、▲同金、△同歩成、▲同玉の厳しそうな狙いがあります。ここで銀を逃げずに攻め合った時にどうなるのか?激闘が予想されます!



投了図

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三浦九段 ▲ 角、金、歩2枚

広瀬八段 △ 金2枚、桂、歩6枚


この局面で三浦九段が投了しました。以下、▲同玉、△8九金、▲7八玉、△7九金までの詰みとなります。最後は三浦九段にも勝ち筋がありましたが、激闘の終盤を制したのは広瀬八段でした。これで、両者ともに3勝1敗となり、混戦となってきました。次回の対局にも期待です!!