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第31期竜王戦七番勝負 第1局 1日目 羽生竜王VS広瀬八段

とうとう竜王戦の季節がやってきました。絶対王者の羽生竜王への挑戦権を得たのが、トッププロの1人である広瀬八段です。広瀬八段は現在11連勝中と絶好調です。最近の羽生竜王との対局も2連勝中です。一方の羽生竜王前人未到のタイトル通算100期目を目指す戦いになります。敗れると1991年以来27年ぶりに無冠となります。勝っても負けても時代に一つの区切りを迎える大一番です。


2手目

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羽生竜王 ▲ なし

広瀬八段 △ なし

 

振り駒の結果、羽生竜王が先手となりました。両者ともに居飛車を明示しました。広瀬八段はもともと振り飛車穴熊を得意としていましたが、現在は最新形の居飛車を主な戦場としています。羽生竜王はオールラウンダーですが、基本は居飛車で戦います。



32手目

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羽生竜王 ▲ 角

広瀬八段 △ 角


戦型は角換わりになりました。流行中の形です。この局面で昼食休憩に入りました。昼食は羽生竜王がチャバタサンドウィッチとオレンジジュースで、広瀬八段がずわい蟹のピラフでした。午後からの対局にも注目です!



48手目

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羽生竜王 ▲ 角、歩

広瀬八段 △ 角、歩2枚


この局面で封じ手となりました。▲7四歩は△同飛で金当たりとなり、飛車が捌けた形になります。なので、先手は▲4七玉も考えられますが、△4四歩とされると▲4五桂を防ぐ手が考えられます。羽生竜王封じ手に注目です!!