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第66期王座戦 第4局 中村王座 VS 斎藤七段

王座戦も佳境に入ってきました。ここまでの成績は斎藤七段が開幕から2連勝しましたが、中村王座がカド番を凌ぎました。斎藤七段が王座を獲得するのか?中村王座がカド番に追い込むのか?注目の一戦です!


10手目

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中村王座 ▲ なし

斎藤七段 △ 角


戦型は角換わりになりました。以前は先手が▲2六歩で保留する将棋が多かったですが、現在では▲2五歩と指す将棋も多いです。



66手目

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中村王座 ▲ 飛車、歩

斎藤七段 △ 銀2枚、桂2枚、歩2枚


▲4五銀、△7五歩、▲3四銀、△同玉、▲4五角、△3三玉、▲8一角成、△7四歩まで進んだ局面です。先手は王手飛車取りで飛車を取りましたが、この△7四歩の取り込みも王手飛車取りに匹敵する程厳しそうな手です。角のラインは受けが難しいです!



84手目

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中村王座 ▲ 銀、桂、歩

斎藤七段 △ 飛車、金、銀


拠点を生かした攻めです。後手は飛車を持っているので、王手から△2五飛成として入玉を狙うこともできます。激闘の終盤です!



投了図

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中村王座 ▲ 飛車、角、金3枚、桂、歩2枚

斎藤七段 △ 銀、桂、歩2枚


この局面で斎藤七段が投了しました。これで2勝2敗の成績になり、10月30日に山梨県の「常盤ホテル」で行われる第5局で決着がつきます。中村王座の防衛か?斎藤七段の新王座の誕生か?時間の対局にも注目です!!