第5期叡王戦七番勝負 永瀬叡王VS豊島名人 第7局
叡王戦もいよいよ佳境に入ってきました。
ここまで2勝2敗2持将棋とお互いに全く引かない展開です。
どちらが先に叡王獲得に王手をかけるのでしょうか?
2手目
永瀬叡王 ▲ なし
豊島名人 △ なし
お互いに飛車先の歩を突き合い、居飛車を明示しました。
ここから相掛りや横歩取りの進行が想定されます。
25手目
永瀬叡王 ▲ 歩
豊島名人 △ 歩
相掛りの進行から飛車交換の流れになりました。
△8五歩と後手が飛車交換を拒否するのは弱気すぎるので、飛車交換までは進みそうです。
お互いに一歩も譲らない激しい展開になりました。
36手目
永瀬叡王 ▲ 飛、角、歩
豊島名人 △ 角、歩
飛車と角を交換し、お互いに自陣の整備を行う手が続いていましたが、ここで後手の豊島名人が△2六飛打と指しました。
次に△2八飛成と△6六飛を見た手ですが、ここでの先手の対応に注目です。
単に▲2七歩ですと、△6六飛で後手に不満はなさそうです。
49手目
永瀬叡王 ▲ 歩
豊島名人 △ 香
先手は飛車を敵陣に打ち込みました。
次に▲7四歩、△同馬、▲7二馬と進めば先手が優先になりそうです。
先手は受ける必要がありますが、凌ぐことはできるのでしょうか?
91手目
永瀬叡王 ▲ 金、桂、歩3枚
豊島名人 △ 角、香、歩
最後は永瀬叡王が押し切り、3勝目をあげました。
角番に追い込まれた豊島名人ですが、第8局も熱戦に期待しましょう!