第66期王座戦第2局
季節も夏から秋に移り、王座戦の季節になりました。
王座戦といえば長く絶対王座の羽生竜王が君臨していましたが、前期、中村王座が挑戦者となり、王座を奪取しました。
今期は若手の斎藤七段の挑戦を受け、ここまで、斎藤七段の1勝です。本局で、中村王座がタイに戻すのか、斎藤七段が勢いそのままに王手をかけるのか見ものです。
72手目
中村王座 ▲角、銀、歩2枚
斎藤七段 △角、歩
自然な▲7七桂は△8九角が詰めろになります。形勢は後手の斎藤七段が優勢な局面だと思います。ただ、中村王座の粘りは昨年の王座戦でもすごかったので、簡単には終わらないと思います。
昼食は中村王座がスペシャルハンバーグとウーロン茶、斎藤七段もスペシャルハンバーグとパイナップルジュースでした。
92手目
中村王座 ▲角2枚、金、銀、桂2枚、歩3枚
斎藤七段 △歩2枚
先手玉が寄るか寄らないの勝負になりました。先手玉は裸ですが、後手も戦力不足かもしれません。最後まで見どころ満載の勝負になりました。
投了図
中村王座 ▲角、金、桂、歩5枚
斎藤七段 △銀、歩
△7七桂成までで中村王座の投了となりました。以下、▲9七玉、△8七成桂、▲同銀、△8八銀までです。これで、斎藤七段が王座奪取まであと1勝としました。追い込まれた中村王座ですが、ここから粘りを見せるのでしょうか?次回の対局にも注目です。
次回の対局は10月2日の宮城県仙台市の仙台ロイヤルパークホテルで開催されます!
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