竜王戦1日目を振り返ろう!
渡辺明竜王に羽生善治棋聖が挑戦する竜王戦七番勝負の第5局が12月4、5日に鹿児島の「指宿白水館」で行なわれました!
羽生棋聖がこの対局に勝てば竜王を通算7期獲得し、永世竜王の資格を得るとともに永世七冠という前人未踏の地に足を踏み入れることになります。
ここまでは3勝1敗で迎えておりなんとしてもこの対局で決めたいところであります。
羽生棋聖の先手で注目の初手は▲7七歩でした。
羽生 ▲なし
渡辺 △なし
戦型は角換わり腰掛け銀になりました。
渡辺竜王は6ニ金➕8一飛車型で隙のない陣形で相手の動きをうかがいます。
しかし、なんとここで羽生棋聖は4五銀とぶつけます。
定説ではこのぶつけはダメと言われていただけに度肝をぬかれました!
37手目
羽生▲角
渡辺△角
そこから、△5五銀、▲2五桂、△4ニ桂、▲1五歩、△3七角、▲2九飛、△4六角成、▲4九飛、△1五歩と進みます。
46手目
羽生▲角
渡辺△歩2
この時点では、すでに羽生棋聖の方が形成がいいとの結論でした。▲4六飛〜▲3四銀〜▲4五角が厳しいとのことでした。
いやーこの大一番で積極的な指し回しはすごいですね!
2日目も見逃せません!