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第31期竜王戦七番勝負 第3局 2日目 羽生竜王VS広瀬八段

羽生竜王に広瀬八段が挑戦する竜王戦の第3局の2日目が開幕しました。長い1日になりそうな予感がします。


50手目

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羽生竜王 ▲ 歩2枚

広瀬八段 △ 角


一夜明けた封じ手は△8六歩でした。形勢は互角だと思います。先手は2筋の歩が伸びないているのと、後手の歩切れが主張です。後手は桂得が主張です。



65手目

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羽生竜王 ▲ 銀、歩4枚

広瀬八段 △ 角、銀、桂、歩3枚


封じ手の局面から、▲8六歩、△3三桂、▲2四歩、△4五桂、▲同銀、△同銀、▲6三歩成、△同金、▲5五桂、△6二金、▲4三桂成、△同金、▲2三歩成、△同銀、▲2三龍成まで進みました。現局面は先手が桂損で、龍を作りました。先手が良さそうな局面に思えますが、広瀬八段の対応に注目です。



101手目

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羽生竜王 ▲ 歩2枚

広瀬八段 △ 角2枚、銀2枚、桂、歩5枚


先手が▲4二金と打った局面です。先手の攻めが細そうな印象を受けますが、局面は難解だと思います。ただ先手の玉は安泰なので、攻めが繋がるかどうかです。



投了図

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羽生竜王 ▲ 金、歩5枚

広瀬八段 △ 角、銀、歩3枚


この局面で羽生竜王の投了となりました。以下、▲同玉、△5九飛、▲6九歩、△7八銀、▲6七桂成から詰みます。これで広瀬八段が対戦成績を1勝2敗としました。羽生竜王が王手をかけるのか?広瀬八段がタイに戻すのか?注目の第4局は11月24日、25日に京都府の「福知山城」で行われます。次回の対局にも注目です!