第90期棋聖戦一次予選 藤井七段VS今泉四段
本局の勝者が一次予選を突破して二次予選に進出します。藤井七段は午前中に村田六段に勝ち、本局を戦います。過去の対戦成績は1局あり、今泉四段が制しました。
23手目
藤井七段 ▲ なし
今泉四段 △ なし
今泉四段がノーマル四間飛車に対して、藤井七段が穴熊に組もうとしています。先手は9筋の歩を突いているのがポイントです。後手としては穴熊に組まして戦う作戦でしょうか?後手の動きに注目です。
45手目
藤井七段 ▲ なし
今泉四段 △ なし
先手が▲6八銀として4枚の穴熊を完成させました。▲8六歩〜▲8七銀で銀冠穴熊が理想的な展開になります。後手としては、銀冠が完成しているので、先手の理想形が完成する前に動きたいところですが・・・
75手目
藤井七段 ▲ 歩2枚
今泉四段 △ 歩
先手の銀冠穴熊が完成しました。やはり堅さは先手に分があるので、その分先手が指しやすそうに見えます。
102手目
藤井七段 ▲ 歩
今泉四段 △ 歩
駒の損得はありませんが、先手が馬を作っており、先手が優勢な局面だと思います。後手は次に△4八と金、▲同飛、△5七角成が狙いですので、▲3七桂に△2七歩成で攻めを遅らせる手順が予想されます。
投了図
藤井七段 ▲ 歩2枚
今泉四段 △ なし
この局面で今泉四段が投了しました。角を助けることはできず、▲3五金、△同銀、▲5三歩成が厳しいです。投了も仕方ありません。これで、藤井七段が二次予選に進出を決めました。藤井七段のタイトル挑戦に期待です!