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第31期竜王戦七番勝負 第2局 2日目 羽生竜王VS広瀬八段

羽生竜王のタイトル通算100期獲得に注目が集まる中、第2局の2日目も開幕しました。羽生竜王竜王を失冠すると27年ぶりに無冠となります。広瀬八段は王位獲得の実績もありますが、タイトルからは離れている期間も長く、トッププロとしてタイトルの獲得が期待されます。


封じ手

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広瀬八段 ▲ 角2枚、金、桂

羽生竜王 △ 歩3枚


封じ手は△7六銀でした。後手の攻めは細そうですが、先手も歩切れで受けは難しいかもしれません。ただ、先手が正確に指せば局面をリードできると思います。▲7七桂か▲7七金で受けた時の後手の一手に注目です!



117手

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広瀬八段 ▲ 金、銀、歩

羽生竜王 △ 銀、桂、歩3枚


先手玉が寄るかどうかの局面になりました。後手は上に逃がさないようにしたいです。ただ、先手玉を寄せるのも難しそうです。



投了図

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広瀬八段 ▲ 飛車、金、香、歩3枚

羽生竜王 △ 銀、歩


△8五桂、▲同角、△8六金の詰めろです。後手は受けが難しく投了もやむを得ない局面です。これで羽生竜王が開幕2連勝で防衛に大きくリードしました。羽生竜王が一気に王手をかけるのか?広瀬八段が踏み止まるのか?注目の第3局は11月1日に茨城県の「鹿島神宮」で開幕します!!