第59期王位戦 第7局 1日目 菅井王位VS豊島棋聖
王位戦も最終局となりました。菅井王位が、王位を連覇するのか、豊島棋聖が二冠を達成するのか注目の1戦です。
菅井王位は基本は振り飛車党で、捌きを重視した棋風です。しかし、相居飛車の将棋も指しこなし、前期の王位戦では6連覇中の羽生竜王を下し、平成生まれで初めてのタイトルホルダーになりました。
豊島棋聖は序盤、中盤、終盤において隙がなく(笑)、研究家としても知られています。居飛車、振り飛車ともに指しこなすオールラウンダーで、抜群の大局観で相手を押し切る棋風です。棋聖戦では、羽生竜王を3勝2敗で破り、悲願の初タイトルを獲得しました。
若きタイトルホルダー同士の戦いに注目です!!
48手目
豊島棋聖 ▲角
菅井王位 △角
戦型は相穴熊になりました。長い戦いを予感させる状況になりました。相穴熊は序盤にどれだけポイントを稼ぐかが大事になります。先手が手を出して作れるかがポイントで、▲3六歩から桂頭を狙うとしたら△7三角に対する対応が求められるます。この後の局面にも注目です!
51手目
豊島棋聖 ▲角
菅井王位 △角
この局面で昼食に入りました。昼食は、豊島棋聖がチキンのポワレ、グループフルーツジュース、菅井王位は、とんかつ定食とバニラアイスでした。先手が銀冠穴熊を目指しました。後手は手詰まり感があり、このまま先手が銀冠穴熊まで指せれば、先手の作戦勝ちではないでしょうか?まだまだ長くなりそうです!
63手目
豊島棋聖 ▲角
菅井王位 △なし
この局面で菅井王位の手番で、封じ手に入りました。△6六歩が自然で、▲6八飛車が予想されますが、そこで△7三角に対する対応が求められます。現局面は互角で、2日目にも注目です!!