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第39回日本シリーズJT杯 丸山九段VS菅井七段

日本シリーズも準決勝まで進行しており、準決勝第1局では渡辺棋王が羽生竜王を破り決勝進出を決めています。本局は準決勝の第2局で、渡辺棋王が待つ決勝に駒を進めるのどちらか?注目の一戦です。



12手目

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菅井七段 ▲ なし

山九段 △ なし


戦型は相振り飛車になりました。先手の菅井七段がゴキゲン中飛車を示唆すると、丸山九段が角道を止め、向かい飛車に振りました。丸山九段としては居飛車で迎え撃つ選択肢もあったところです。



36手目

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菅井七段 ▲ 歩

山九段 △ 歩


先手が手損で2筋に飛車を振り直しました。向かい飛車に誘ったことに満足したのでしょうか?先手は9筋が広いことがポイントです。現局面は後手から桂頭を攻めた局面で、先手がどのように受けるのか注目です。

以後、▲7七歩、△8五銀、▲8六歩、△6三金、▲4六角、△8六銀、▲3五角と進み、互角の局面が続きました。



71手目

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菅井七段 ▲ 金、銀、歩

山九段 △ 角、桂、歩3枚


先手が2筋の突破に成功し、龍で後手玉にプレッシャーをかけている局面です。先手が良さそうな局面です。



投了図

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菅井七段 ▲ 銀、歩

山九段 △ 角、桂、歩3枚


この局面で丸山九段が投了しました。決勝進出を決めたのは菅井七段で、11月18日に渡辺棋王と戦います。次回の対局にも注目です!